イトウモさんの映画レビュー・感想・評価

イトウモ

イトウモ

映画(1595)
ドラマ(3)

劇場版「鬼滅の刃」無限列車編(2020年製作の映画)

1.6

夢の中の空想世界演出というのは、伝統的にアニメーションという手法の得意分野だと思うが、自在な映像表現というよりもむしろキャラクター紹介コーナーと化しており期待はずれ。
アニメ版にあった鼓屋敷編の空間演
>>続きを読む

眠る虫(2019年製作の映画)

3.3

前半は面白かった

バスの中にカメラを固定して、フィールドレコーディングする女の子を撮影し、音だけで客の視線を誘導しようとする演出はストイックで結構キマっている。

後半、この画面の外からざわざわする
>>続きを読む

イサドラの子どもたち(2019年製作の映画)

4.5

大傑作

振付師の女の子はイサドラ・ダンカンが子どもを亡くした伝記を読み上げ、彼女の振り付けを示す楽譜のようなものが書かれた本を読み、丹念に振り付けをたどる。

ダンスの先生に、ティーンエイジャーらし
>>続きを読む

ハーフ・オブ・イット: 面白いのはこれから(2020年製作の映画)

4.0

にがい話だな。みんな成長したけど、誰も報われてないじゃないか。
それで「面白いのはこれから」か。
慰みみたいに、みんな好きな人とチューだけしてったな。

青春映画だけど、男はみんな馬鹿でセックスのこと
>>続きを読む

ヴィタリナ(2019年製作の映画)

4.5

「女が醜ければ暗くしてやればいい、美しければ暗いほうが一層美しい」

なんでめちゃくちゃカッコいい画面で、こんなバカみたいなこと言ってるの

ホテルニュームーン(2019年製作の映画)

4.0

筒井武文の新作!!

イランで二人暮らしする母娘
手術に受けるのを渋る母親を娘が「麻酔が効いてなんでも喋っちゃうのが怖いの?」と茶化す。この家族には父親がいないが、突然日本からやってきた母親の古い知り
>>続きを読む

TENET テネット(2020年製作の映画)

3.0

『去年マリエンバートで』+『ターミネーター』

脚本は面白いが、アクションと会話シーンが致命的にだめだ。
ノーランはいつもそうだが

いや、脚本も面白くなかもしれない。着想が面白い。いや、意外ではない
>>続きを読む

人数の町(2020年製作の映画)

4.0

結構、面白かった。

多重債務者、DV家庭から逃げ出した主婦、引きこもり、ネットカフェ難民、犯罪者…。日本中の表社会からドロップアウトした人たちが、社会の片隅にある町で管理され、金銭の所有と、施設から
>>続きを読む

シチリアーノ 裏切りの美学(2019年製作の映画)

4.5

ファルコーニ判事が爆殺されるところ、ここで吹っ飛ぶのは一人の判事の命ではなく、お前らの信じている社会秩序そのものだって感じで最高だった。

灰の車輪(1968年製作の映画)

2.7

ニューヨークに暮らす、厭世的な青年の独白風の物語

カトリックらしきバックグラウンドがありつつ、理想の恋人と添い遂げられないことを嘆き、クリシュナ信仰に傾倒して来世に運をかける

着想としては、アロノ
>>続きを読む

エコーズ・オブ・サイレンス/沈黙のこだま(1964年製作の映画)

3.0

当時の記録映画として

60年代のニューヨークを闊歩する若者の記録としては、そうか、こんな感じなのか、というふうに見える。

主役の顔を手前に置き、奥にモブの顔が現れては消える、こういうカットには結構
>>続きを読む

ブルータル・ジャスティス(2018年製作の映画)

5.0

ちょっと立ち直れないくらいショッキングな映画だった。
残酷映画系のジャンルは、あまりチェックしてないのだけど、今こんなことになっているのだろうか。

成果は挙げてきたが、素行が悪く出世が望めない白人警
>>続きを読む

彷徨える河(2015年製作の映画)

3.0

脚本は面白い。

20世紀諸島にラテンアメリカに迷い込んだ瀕死のドイツ人の学者が、解放奴隷のネイティブアメリカンを従者にして病を治す薬草を探す旅に出る。
そこで出会った、ネイティブアメリカンの青年に道
>>続きを読む

アングスト/不安(1983年製作の映画)

3.7

結構面白かった

母子家庭で祖母に育てられたから、自分はいらない子だったと、トラウマ妄想に囚われた凶悪犯が、偶然父親のいない家族が暮らす豪邸を見つけ母、障害のある息子、娘を皆殺しにする。

自撮りカメ
>>続きを読む

2分の1の魔法(2020年製作の映画)

4.0

幼い頃に失った父親との再会を心から願う弟と、ファンタジーの主人公になって魔法を使うのが諦め切れない兄がお互いの夢を交換する。
みんなにバカにされている兄が、実は一番孤独で最後に報われるという筋に泣いた
>>続きを読む

ポルトガル、夏の終わり(2019年製作の映画)

3.0

脚本は結構な力作だがそこそこ。

フランス人の女優が家族や友人をポルトガルに呼び寄せ、自分が余命いくばくであることを告げて最後のひと時を過ごす。

淡い水彩画のような自然光の美しいポルトガルの景色がい
>>続きを読む

菊次郎の夏(1999年製作の映画)

3.5

夏休みだし、と思って再見。

思いのほかぐだぐだだった。
両親のいないおばあちゃんと二人で暮らす子どもが知らないおじさんと二人で、お母さんに会いにいくがお母さんにはすでに新しい家族がいて、顔だけ見て悲
>>続きを読む

Dillinger è morto(原題)(1969年製作の映画)

4.3

ミシェル・ピッコリが美女二人と3人で住んでいて、その二人とほとんどからむこともなくピッコリが家でだらだらしているだけの映画。料理を作ってもすぐに辞めてしまうし、戸棚からピストルを分解して遊び、テレビを>>続きを読む

落穂拾い(2000年製作の映画)

4.5

めちゃくちゃ面白かった

ミレーの「落穂広い」から始まって、穀物を収穫する女性の身振りから連想し、廃品回収業者、路上生活者、珍品コレクター、消費社会への抗議活動として、拾ったもので生計を立てたり食事を
>>続きを読む

孤独な場所で(1950年製作の映画)

5.0

めちゃくちゃ泣ける。

暴力衝動を抱えた脚本家が、アシスタントの若い女性の突然死に遭遇し殺人犯として疑われる。彼は隣人女性の証言で疑惑を逃れるが、刑事は彼が犯人ではないかと探り続けている。これをきっか
>>続きを読む

>|