こんなおもしろい映画がまだまだあるのか、という感じ。信じられない
こんなシンプルな仕掛けの中でいろんなことができるのだな、と感心しつつ馬がいい。走っている馬がぜんぶいい。
強盗のアジトの近くで「あいつら、強盗じゃないかな」とか言いながら野宿していた三人の男が自警団>>続きを読む
「ショット」より「ルック」の映画。映画館より、巨大な街頭広告がお似合いといった感じでいつものリドスコ演出。
お話はリドスコよりも、スコセッシっぽいかも。
アメリカじゃないけど、アメリカンドリーム盛衰>>続きを読む
面白いけれど、なんとなく消化不良なのはヒッチコックがいうところの「サスペンス」ではなく、「サプライズ」の映画ではないか。
(机の下に爆弾があって、それがいつ爆発するのかハラハラするのがサスペンス。突然>>続きを読む
ナタリーポートマン無双のようなものを期待してしまったけど、そうではなかった。
シリーズよりも、『ジョジョ・ラビット』のことを想起した。母子家庭で育った少年が下手なごっこ遊びを繰り返して父親になろうと>>続きを読む
キャリアに、恋愛に、結婚に、老、病、死…。ライフスタイル雑誌のコラムみたいな脚本に、CMディレクターが作ったかのような広告的な映像(カットが多い割に情報が少ない)に辟易。近年ワースト級の映像だった。>>続きを読む
結局これは、キスしそうな男女がなかなかキスをしないというだけの話じゃないのか。
二人はデートに行くのか、下品なジョークはいつ言われるのか、ウォーターベッドは売れるのか、警察署から出られるのか、ガス欠>>続きを読む
景気のいい映画だな。カタギリが火だるまで死ぬところとか。
夏八木勲演じる刑事への復習がクライマックスになるの、キルビルを見返したくなる。
タランティーノはこれがすきなんだろうな
トマス・ヴィンターベアという人はトリアーの系列だと思っていたけれど、あの監視カメラ風の長回しがここでは、ホームビデオ風の飾らないカメラワークに変わって、ジョナサン・デミやガス・ヴァンサントを彷彿とさせ>>続きを読む
お話と演出とがどちらにも振り切れずなんとなく、あまりよくない意味でちぐはぐだなぁ、と感じた。
素敵な画はたくさんあるのだが。
スプリットスクリーンや、俳優によるアニメーションの書き込み、水中の合成映>>続きを読む
ちょっと期待しすぎたかもしれない。まあまあ。飛行機に乗ってる間は仕方ないにしても座って喋ってるだけのシークエンスが多すぎる。終盤のヘリコプターから逃げるトムにはちょっと『北北西に進路をとれ』やってくれ>>続きを読む
ポテトヘッドやハムやレックスやスリンキーやボーは基本的に味方として今後描かれるものの、ウッディに憎まれ口を叩き、彼を追放するアンディのおもちゃたちが愚かな群衆として機能していることに気づく。
ニコラス>>続きを読む
86年か〜
底抜けに明るい。アメリカ映画はこうでなきゃ〜と思う。飛行機ってだけでなく、教室の閉鎖性や教官との関係にホークスを思う。
映画としてとくに面白いという感じはないけれど、よくできた脚本映画。
恋愛も青春もない高校生のお話をつくったことは素晴らしいと思う。
ただ、苦い。
経済格差とグローバリズムの寓話という感じに解釈するの>>続きを読む
新宿の眼からはじまる冒頭のシークエンスからとにかくすばらしい。
オフから流れる四つ打ちに負けじと街のノイズを重なる。街を彷徨う「藪睨み」の歩行のリズムに率いられ嘘の音楽の現実の街の雑踏が心地よく組み合>>続きを読む
元妻に子どもを奪われる黒人青年と、老婆の連続強盗殺人犯の芸の青年であるその弟、彼が奪った金を盗んで逃げ出すリトアニア人の移民の女、の三人のミニマルな群像劇。
これといった展開もないまま散文的な即興シ>>続きを読む
非常にシンプルな映画なのだが死ぬほど面白い。
同居の女が夜になるといつも眠ってしまい、相手をしてくれないけれど口ではいつも愛してるというので、男のほうはおかしくなってしまう
ストーカーになって同居>>続きを読む
子連れ同士のカップルが同じアパートに暮らしていて束の間の日常生活を営むがやがて別れるという湿っぽい話は90年代の日本のインディーズ映画を彷彿させる。是枝裕和の初期の映画に設定は結構近い気がする。
撮>>続きを読む
めちゃくちゃ面白かった。
ひとつひとつの演出を挙げるとキリがないけれど、
(・カトマンズで、ストレンジの罠に嵌ったワンダが反射を使って鏡の牢獄から抜け出そうとするが、部屋中の水や金属といった鏡もどき>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
途方もない大傑作の映画で、みている間に価値観がガラッと変わってしまう。すばらしかった。もう二度とみたくない。
息子と二人暮らしの未亡人の女性が自宅で客をとって実は娼婦をしているというだけの話。本来1>>続きを読む
まあまあ。
まあまあの日常に煌めく一瞬が訪れる、肩の力の抜けたいつものハンセン・ラヴ節だが、『エデン』『未来よ こんにちは』よりはやや落ちる。
サウナのシーンと、ワシコウスカが踊り出すシーンは良かった>>続きを読む