トムトム

ストリートファイター II MOVIES STREET FIGHTER!!のトムトムのレビュー・感想・評価

3.0
実写版「アラジン」に何か足りない物があると気になっていましたが分かりました。
羽賀研二が足りなかったんです。

タレントの中でも吹替のスキルが高かった羽賀研二ですが今作も主人公の1人ケンを演じています。
久しぶりに観ましたがやっぱり羽賀研二は上手いです。
この才能は惜しいです。

無理矢理多くのゲームキャラを出そうとするあまりシーンが細切れでとにかくテンポが悪いのが残念です。

今作は映画の出来以外で語る事が多い作品です。

まずアニメソング史上ぶっちぎりNo.1のCDセールスを記録した篠原涼子の「愛しさとせつなさと心強さと」です。
今後この記録は破られないでしょう。

世の男子の多くに性の目覚めを促した今作の春麗のシャワーシーンとその後のバルログとの下着見せバトルが素晴らしいです。
バルログさんが変態チックでイイ仕事をしています。

あと見直してみて気づいたのはもう完全にBLなリュウとケンの関係です。
彼女にプロポーズする時も上の空でリュウの事ばかり考えているケン。
若い修行時代に流血したリュウに自らの長髪を結んでいたリボンを巻いてあげるケン。
それをずっと大事にハチマキにしているリュウ。
当時はわかりませんでしたが完全に狙っています。

その後拉致されて洗脳されるプリンセスな役所のケンに「俺を見ろ!」と叫ぶリュウに涙を流すケン。

もう完全に2人のラブストーリーです。

EDロール後のトラックで突っ込んでくるベガも笑えます。
トムトム

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