トムトム

恋わずらいのエリーのトムトムのレビュー・感想・評価

恋わずらいのエリー(2024年製作の映画)
2.5
映画好きの皆さんなら劇場で毎回見せられて舌打ちしたであろう、2024年上半期最大のパンチライン、もしくは迷言である「俺に愛される覚悟ある?」でお馴染みの本作。

心のハードルが下がりまくっていたので意外に見れました。

全校の女子に絶大なる人気のある王子様キャラのオミ君と彼と付き合っているという妄想している陰キャ女子エリーのラブストーリー。

エリーがヤバい。
楽しげに描いていますがこれ男女逆だったら完全に犯罪ですよ。

正直ストーリー展開が唐突すぎてどのキャラクターにも感情移入できません。

王子様キャラであるオミ君が裏では正反対の性格であることをエリーは知ってしまいますが、全然オミ君普通です。

これが学校の女子半分に手を出して妊娠させまくっているとかだったらヤバいけど、普通。
普通の無気力男子。

エリーの方がやばい。

このエリーをギリギリ愛すべきキャラとして見せられた原菜乃華が良かったです。
顔芸を含めた珍獣感が少し前の前田敦子みたいで良かったです。

正直オッサンとしては全校の女子に惚れられているイケメンに見えなかったオミ君を演じた宮世琉弥ですが、キャラクターのポンコツ感含めてキュートさがありました。

こちらがヒロインですよね完全に。

妄想Twitterを再現したギャグパートが完全に滑っていたのが残念でした。
あそこをもっと上手くできていたら作品の評価は変わったと思います。

まあでも1番ヤバいのは文化祭実行委員の奴らの民度の低さです。
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