【1つの表現であり、叫び】
今までにない独特な世界観と展開に釘付け。
よくあるストーリーや展開とは違い、遠回しに様々なメッセージをぶつけられた。
その世界感、展開、メッセージと共に問題提起と解決、冷たさと温かみがバランスよく練りこまれ映画というよりは、一つの表現のようだった。
設定は極端ではあったが、表に出さないだけで心はすみだのような状態の人が多いのではないか。
周りから必要とされていない感じる人間。夢がない人間。自分はクズだと感じる人間。
そのような中で、作品の中で「自分の人生にケチをつけ、難しくしている」という言葉にとても共感した。
自分を知る難しさ、当たり前を当たり前に生きる難しさ、
そんなことを考えさせられた映画でした。
福島の当時の風景がまた映画に厚みを与え、
より強く頭に残りました。
メッセージ性 ★★★★☆
感動 ★★☆☆☆
笑い ★☆☆☆☆
後味 ★★★☆☆
思考 ★★★★☆
役者の白熱した演技とともに、素敵な映画をありがとうございました。