こたつむり

レイジング・キャット/サイコ・キャット 人間狩り乱舞交響曲のこたつむりのレビュー・感想・評価

2.0
♪ 殺してやる!殺してやる!
  殺してやる!殺してやる!

副題がスゴいんです。
『人間狩り乱舞交響曲』なんです。人間を狩っちゃう上で、乱舞なんです。交響曲なんです。よく分からないけどムダにスゴいんです。

しかも、冒頭に注意喚起が出ちゃいます。
「この映画は衝撃的なので未成年には観せないでね」的な文章が出ちゃいます。だから、期待しちゃうのも当然なんです。脳漿、内臓、血飛沫などが飛び散る様を想像しちゃうんです。

でも、実際に映画の半分はエロなんです。
パンツ1枚の男女がチュバチュバしまくりなんです。「これは違う意味で未成年には刺激的だよなあ」なんて思うくらいに、しつこくしつこく撮りまくりなんです。

とは言っても、それだけなんです。
製作されたのが60年代だから激しい描写は皆無、パンツを脱ぐのは一人だけなんです。現代の刺激に慣れた身からすると「で?」と言いたくなる感じなんです。

だから、ちょっと眠くなるんです。
いや、かなり眠くなるんです。
それに“人間狩り”の方も本能に訴える感じではないんです。某『ハレンチ学園』におけるハレンチ戦争のようにトラウマになるレベルじゃないんです。

なので、ちょっと眠くなるんです。
いや、かなり眠くなるんです。
冒頭の注意喚起もむなしく、血液が流れる場面も少なくて肩も下がりまくりなんです。全然怖くないんです。とても残念な限りなんです。

まあ、そんなわけで、です。
噂によると、カルト映画と呼ばれた時期もあったけど、いつしか忘れられた…という作品だそうです。それって、ただのダメ映画なんじゃないの?と思ったりもしますが、ハッキリ言わないのが大人なんです。お口にチャック!が大切なんです。

暇な人にだけオススメなんです。
時間を浪費したい人にオススメなんです。
尺は70分を切る短さですが、それでも「いつ終わるんだろう」とか考えちゃうレベル…とだけ書いて、感想を終わりにしたいんです。です、です、DEATH。

あ、襲撃者の表情だけは怖かったよ。
こたつむり

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