萩原くわがた

デモンズ3の萩原くわがたのレビュー・感想・評価

デモンズ3(1989年製作の映画)
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「教会」と言う本来聖域であるはずの場所で起こる惨劇はまさに禁忌の世界。
派手なスプラッターや残虐描写は控えめに(控えめと言いつつ残虐シーンはあるけど)親しい人間がどんどんと殺人鬼と変貌していく密室パニックが幻想的に展開される。
デモンズの邦題を付けられているが外見は変化せず、故に狂ってしまったかどうかが一見してわからないので現実感があり恐ろしい。
意外な展開がぐりぐりと発動していき悪化に次ぐ悪化を重ねる物語はじっくりと楽しめるものとなっている。