今作は新潟が舞台
いつものようにベテラン車掌のフランキー堺
大卒エリートで車掌見習いの森田健作
フランキーの両親に元機関士森川信、団子屋経営ミヤコ蝶々
ヒロインでは森田の姉役で女医の城野ゆき、鉄オタ大学生三人組(奈美悦子、左時枝、辻由美子)
といったあたりがメインとなる喜劇作品

全11本作られたフランキー堺主演の旅行シリーズの7作目
常連である倍賞千恵子、伴淳三郎がいません
このシリーズ見るのも6本目なんですが、今回はいつもと少し違った感じ
フランキー堺がモテてない！ふつーに考えれば納得なんですが、このシリーズでは珍しい

たぶんヒロイン枠が弱いせいもあると思う、それまでの出演者と比べると正直かなり見劣りする
城野ゆき？だれ？って調べたら60年後半に東映作品に結構出ている、綺麗な人だけどそれだけ、おかざりみたいな印象
大学生三人組は辻由美子だけわからない、左時枝も左幸子の妹ってことしか知らない
奈美悦子は現在の姿しか知らないので、ちょっとビックリ！セクシー系？なんかエキゾチックな感じ、けど単独ではやはり弱いのか常に三人一組でワイワイ、みなさん若いのでミニスカが様になっていてなかなかかわいい

ストーリーの流れはいつもと違ったところも多いんだけど、中盤のクマのコントとか終盤の列車を止めて事故を防ぐとか過去に使ったやつをまたもってくるのでなんか冷める

収穫としては当時でも汽車ってもうマニアックなとこあったんですね、鉄オタとかも既にいたんだーって
このシリーズでは地方を舞台にしてるからか汽車がまだ走っていて、だからバリバリ現役なのかと思っていたらそうでもないみたい
まだ走ってはいるけど時代遅れ骨董品みたいな？そっち系まったく知識なかったので、へぇーって感じになんか勉強になったような
いつまで走ってたのかな？って興味がでて軽く調べたら70年代半ばまでだった！あらーこの映画のたった数年後じゃないですかー
そう考えるとなかなか貴重な、鉄オタが見たら楽しい映画シリーズなのかもしれない

美人な女医さんいいなぁ笑
毎度夢のシーンに閉口しながら、しかし笑ってしまう。フランキー堺の一人芝居は誰にも真似できないおもしろさがある！吹き出さずにはいられない。