カトマンズの掟

首のカトマンズの掟のレビュー・感想・評価

(1968年製作の映画)
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2019 0926 ロイヤル劇場にて観賞。

取調で行われた警官の暴行による死亡事件。戦時下の統制、警察と検察の共謀隠蔽を暴こうと正木弁護士(小林桂樹)が奮闘する。
手がかりとなる遺体は日に日に腐っていく。焦りから暴走気味になる正木。そして、ついに墓地から「遺体の首」だけを持ち帰り鑑定を行おうという...
異色のサスペンス。しかも実話が基になっているらしい。

肝となるのは、東北の墓地から東京上野まで「首」を持ち帰るまで。
機関車内での警官とのやりとり、ハラハラはもちろん腐った魚と誤魔化す降りも少し面白かった。

『戦争が終われば、こんな酷い事件は無くなる...』
結局、世の中は変わらなかったんですねえ...