ちぇるごまる

ブラックホーク・ダウンのちぇるごまるのレビュー・感想・評価

ブラックホーク・ダウン(2001年製作の映画)
3.9
実話を基にしたリドリー・スコット監督作品。
1993年10月ソマリアで国連からの物資に群がる難民を銃殺しそれらを独占する過激派たち。
難民たちを守るべく、過激派将軍のアイディードの副官を捕らえる計画を実行するため介入したアメリカ特殊部隊の100人の兵士。
ハイテクヘリコプター「ブラックホール」2機のまさかの撃墜で状況は一変し、生存者の救出へと向かうが、そこで待ち受けていたのは数千にも及ぶ敵との危険な銃撃戦だった。

これまで観てきた戦争映画とは次元が違うほど、生々しく物凄い緊迫感。
背後に映る大勢のエキストラや彷徨く野良犬の存在も含め、リアリティ抜群の撮影と演出。
指を落とす者。
失明や耳が聞こえなくなる者。
捕虜にされる者。
仲間を救えなかったと嘆く者。
呆気なく奪われる若き勇敢な命…
鑑賞中、まるで戦場に引きずり込まれしまったような恐ろしさ。
目を覆いたくなるような痛々しいシーンの連続…スクリーンで鑑賞していたら、もっと疲労困憊していただろう作品。
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