のちに映画『モガディシュ 脱出までの14日間』(2021)でも描かれるソマリア内戦でのモガディシュの戦闘(1993)の映画化。
ソマリアの歴史や内戦の背景など一切説明ナシ。
アメリカが軍事介入する流れもナシ。
ただただ戦場の凄惨さをリアルに描いている。
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ただただ戦場の凄惨さをリアルに描いていることが
てっきり大国による軍事介入を淡々と批判する意味を持っているのかと思いきや、、、
アメリカでの公開の数ヶ月前に9.11が起きたことも重なって
アメリカの愛国心を強化するプロタガンダとして機能したとのこと。
確かに映画のエンディングは
突然かなり感傷的でポエミーな感じ。
(撤退する米兵を住民たちが笑顔で迎えたのは史実らしいが)
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なぜ他国で戦争するかって?
仲間のためさ
的なセリフを感動的な感じで言わせているのが、とても怖い。
仲間と仲間でないものの境界はなんなのか。
その境界は誰がいつどんな理由で設定したものなのか。