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クレージー作戦 くたばれ!無責任のHKのレビュー・感想・評価

3.4
犬塚弘氏の訃報を受け、クレージーキャッツの映画を観賞。
これでクレージーキャッツの7人が全員亡くなってしまいました。合掌。
私が物心ついた頃からクレージーキャッツはTV「シャボン玉ホリデー」などで既に活躍しており、土曜夜のドリフの「8時だよ!全員集合」枠で一時期「8時だよ!出発進行」なんて番組もやってました。

クレイジーキャッツの面々はドリフと違って、ある時期からはそれぞれのメンバー全員が俳優として活躍している印象があり、犬塚氏はTV『必殺!』シリーズでも何度かお見かけしました。

本作は植木等が主演の“無責任シリーズ”や“日本一シリーズ”と並行して作られた“クレイジー作戦シリーズ”の2作目で、こちらはメンバーが総出演。
いつものパターンと違い、社内で一番地味で無気力な田中太郎(植木等)は新製品“ハッスルコーラ”の実験台にされ、そのコーラを飲むと仕事バリバリのハッスル社員に大変身。
急遽ハッスルコーラ販売のための子会社が作られ7人の精鋭(?)メンバーが配属されますが、実はそれは専務の陰謀で・・・

子会社の精鋭7人はもちろんクレイジーのメンバーで、
ハナ肇・植木等・谷啓・犬塚弘・安田伸・桜井センリ・石橋エータロー(みんな若い!)。
共演は、浜美枝(とくに若い!)、北あけみ、淡路恵子、上原謙、東野英治郎など。

序盤はモノクロで始まり、植木等がコーラを飲んで無気力人間からハッスル人間に変わると画面がカラーに、効き目が切れるとモノクロに戻る演出が面白い。
挿入歌は「ハッスルホイ」「オート三輪進軍ラッパ」「ホンダラ行進曲」「くたばれ!無責任」。

劇中のライバル商品として“ペプシコーラ”が実名で出てきますが、シャレのわかるスポンサーですね。
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