ポケ文太郎

Mのポケ文太郎のレビュー・感想・評価

M(1931年製作の映画)
4.3
1931年 ドイツ🇩🇪

言わずと知れたフリッツ・ラング監督代表作
そして監督初のトーキー映画🎬

ベルリンで起きた幼女連続殺人事件
犯人からの声明文が新聞に掲載されて焦る警察
商売にも影響しだした裏社会の面々は自分達で犯人を見つけようとする

光と影の使い方が秀逸
劇伴が全く使われておらず犯人を決定づける口笛♪のメロディが耳に残ります

盲目の風船売りが犯人を特定する場面はゾクっとしました

犯人役のピーター・ローレの顔と背中の「M」が有名な本作ですが、犯人探しのサスペンス映画…というより、群集心理が重要なポイント
終盤の民衆による裁判は考えさせられます

恐怖と不安に包まれた民衆の心理状態は確かに恐ろしいですが…
子どもに手をかける奴はやっぱり極刑にしたい!
ポケ文太郎

ポケ文太郎