JB

MのJBのレビュー・感想・評価

M(1931年製作の映画)
4.1
幼女を狙った連続殺人事件が発生し、暗黒街にまで捜査の手が伸びたことでマフィアが犯人の捜索を開始。一般市民までもが殺人犯を捕らえようと躍起になる。

モノクロの映像が美しくて全編に緊張感が漂う。一つのセリフで別の場所へ飛ぶカットの仕方も斬新で素晴らしかった。クライマックスの人民裁判シーンは圧巻。殺人犯はもちろん裁かれるべきだけど、それを一般人が恨みとかその人たちが言う正義だけで裁いてしまったら、法は何のために存在しているのか?など色々考えさせられた。
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