ジャギ

Mのジャギのレビュー・感想・評価

M(1931年製作の映画)
3.9
フリッツラングによる古典サイコスリラーの最高傑作。
三つ巴の群集劇は目を離せなくなる。
昔も現代も世の中同じ事が問題になっているんだと思った。
ある連続子供誘拐殺人事件から三つ巴による犯人捜索と最終的に行われる民衆(ギャングではあるが・・・)による裁判。語られる「責任能力」
今でも通用する題材。
1931年の映画とは思えないカット割りやカメラワーク、音楽も観客に恐怖を覚えさせるような効果的な使い方をしていると思う。

ピーター・ローレがとにかくはまっている。
正直それが一番衝撃的。とにかく演技が精神異常者が乗り移ってるような印象をうけた。

一度は見るべき名作。
ジャギ

ジャギ