凛葉楓流

オール・ザット・ジャズの凛葉楓流のレビュー・感想・評価

オール・ザット・ジャズ(1979年製作の映画)
3.7
序盤はショービジネス(というか男社会)最悪……って感じで「Wの悲劇」とか思い出して嫌だったんだけど、だんだん「8 1/2」になっていって面白かった。セックスと映画監督と人生と無数のレイヤー。
中盤の娘や妻と和解するシーンなんて、走馬灯そのもの。

だけど、死っていう身も蓋もない終わり方は嫌だね。あと「8 1/2」でのセックスと妄想の祝祭を演出していたのは、マルチェロ・マストロヤンニの色気だったのだと再確認。レオタードじゃ雰囲気が出ないよ。
凛葉楓流

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