いつも音楽が真ん中にある映画♪
だから、1曲1曲にタイトルがあっても、主役の2人には名前がないんですよね・・・
照明も喝采も浴びる事のない、パーソナルな曲たち
それが、この映画の全てであり
それが、2人そのものでもある
そこに絶妙に展開される男女の距離感
それぞれの環境と
それぞれが生きてきた道が
指先とメロディと歌詞で表現される
出会って
歌って
音楽が生まれる一瞬を共有した2人が
最後に選んだ生き方というのは
まるで
決して交わることのない五線譜のようにも見えた
低予算だからこその
やや不安定なカメラ
やや長回しのカメラ
それによって、不穏な空気と力強さと儚さなんかの、色んな色んな感情が、痛いくらいに映し出されてた
特に
電池を買いに行った後の「女」の歌が好きすぎる♪
2人のドラマが一気に加速するラストの展開に鳥肌
監督と主演2人の、映画の外での距離がやっぱり効いてるな〜!