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ONCE ダブリンの街角での1234のレビュー・感想・評価

ONCE ダブリンの街角で(2007年製作の映画)
3.5
舞台はアイルランドの首都ダブリン。人物の名前は出てこない。殆ど手持ちカメラで撮影しているのだがそこがまたいい。

主人公の男はいい歳してストリートミュージシャンをやってるおっさんなのだが、コイツがまたいい曲を作るんですよ。泣かせるんですよ。「〜♪ チャンスは幾らでもあった筈なのに僕は〜」とか「〜♪ 君が本気で決めた道なら〜 考え直す必要はないさ〜」とか。女の方は「〜♪ 私が賢い女だったらこんな過ちはしなかった〜 貴方も辛抱して私も努力してるから〜 ごめんなさい 弱虫な私を見せて〜」と歌うんですね。何がいいって、二人とも普通っぽいところがいい。「何いってんの!」って泊りを拒否されたり、いい感じになってきたぞって思ってたら実は…ってとことかも「お前いい奴だけど全然ダメだな!でもよくあることだよ落ち込むな!」って言ってあげたくなる。それぐらい普通っぽい。加えてクスリと笑える場面も沢山ある。
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