イタリア映画祭オンライン、旧作もなかなか時間取れずでニッキャレッリ監督の長編一作めようやく見る。
1957年から始まるこの物語、筋金入りのコミュニストの亡き父親(戦争で亡くなったのかと勘違いするが、時系列的におかしい)とソ連の宇宙開発に憧れを持つてんかん持病のある兄貴に影響を受け共産党の青年部で活動する学校でもほぼ変人扱いの少女が主人公。
反抗期とイデオロギー武装が合わさった面倒くさいこんなタイプを主人公にするとは、なかなか目にしたことないな。幼い時はお兄ちゃんべったりだった少女が思春期を迎え、周りにいる他の異性と比べ、気がつかないうちに優劣をつけていたのだと分かる瞬間は身に覚えある人もいそうだ。