登場人物たちの言動や動機が終始よく分からず、よく分からんな〜と思ってるといつのまにか構図がとんでもない整い方しててギョエーとなったりする。
「これさえあれば(もしくは捨てれば)なんとかなる/うまくいく」思考が多くて苦しい。そして毎回もうダメだ！となる。時代観なんだろうか。それはそれとしてフランツのモテ方は謎。
ミーツェ周りの話と演技が色々と凄まじくてかっこよかった。ミーツェ役の人の他の作品みたくなった。
エピローグは確かに強烈でどうしちゃったんだよ…となり目が離せない。でも好きかと言うとそうでもなかった。ちょっとケレルみたいなセットの時があった。
場面の切り替わり方と内容の理不尽さはかなり夢っぽいというか、病んだ人の精神世界の表現としてこれ以上のものはなかなかない気がする。
ファスビンダー屠殺場好きなんだな。
