高飛車な姫に美しい薔薇一本持って求婚に臨んだ貧乏な王子であるが門前払いを食らう。それでもめげずに豚飼いに扮して接近を試み魔法のコマで姫を魅了、それが欲しくば百度の口づけを…とせがむが、その現場を皇帝に見つかり二人して領土を追い出される。何もかもを失った姫はあの時貧乏でありながら美しい薔薇を持って来た王子と結婚しておけば良かったと嘆く…が、豚飼い王子は俗な姫を身限り自分の領土へ帰る、との事らしいが、これはアンデルセンの原作がちょっとキモ過ぎないか…。

パペットアニメの母ティールロヴァーが贈るアンデルセン童話。この話ひどいんですよね…女に恨みでもあるのかという…喪男アンデルセンらしいといえばそうなんですが。
とまれチェコの道徳と評されるティールロヴァーの手にかかれば、原作のエグさは残るものの、喪男アンデルセンのルサンチマンは感じさせず、「感謝の心がない人間には報いが待っている」という教訓的メッセージに落ち着けています。

気になるのが、最初お姫さま達が遊んでいる羽子板のようなバトミントンのようなもの。タンバリンでボールを打って遊んでいるんですがこれなんていう名前なんだろう。クッションボールとソフトラケットで遊ぶおもちゃに似てて楽しそう。

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初期のティールロヴァーは、毛糸ではなく木材？のような物で人形造りしてますね。
いかにも女性が描くような表情で、お目目パッチリでホッペがピンクで首が長〜い可愛らしいお人形です。

人形が着ているロココ調の衣装はとっても細かくて素敵です。
扇子なんかもとっても再現が素晴らしいと思いました。
個人的には、ラメのようなキラキラとした素材でできている川が印象的でした！

ワガママで高〜い鼻を持ったお姫様、お姫様に求婚をしてるブタ飼いに扮した王子様のやり取りがシュールです笑

道徳アニメだったそうです！