5月に公開されるMoMまでになんとかいけるところまで行きたいなぁと思いつつ、まだフェーズ1すら突破できていない……と内心焦りながら視聴。唯一の神のヒーローは雷神ソー。私の中ではトール呼びの方が馴染みがあるが、ソーの方が正しいのだろう。
で、そのソーの弟にロキがいるらしい。ロキ? 私のTLで結構大人気なあのロキ? 魔探偵ではなく? どんなキャラか気になっていた。まぁ、ロキなんだろうなぁ……というのが視聴前の雑感。そして視聴後、ロキの人気の理由がわかった。ロキ、ソー兄ちゃんが大好きじゃん。
傲慢ながら人気のあるソーを物陰でハンカチ食いちぎりながらあの手この手で殺しにかかるのが愛でなくてなんなのか。実父の眠りを利用してアスガルドの王という絶対的地位まで手に入れて真っ先にやるのが兄の謀殺。そこまでする? 大好きじゃん。しかも失敗するし。かわいい。ポンコツかわいい。
全体のストーリーとしては、今となってはなろう小説によくある追放モノ。の異世界からこっちに来るパターン。巨人の住まうヨトゥンでも一応暴れはするものの、思っていたより暴れない。各世界の橋渡し設備であるビフレストのモーションがかっこいい。メインは戦闘シーンより如何にしてソーが真の王として目覚めるかに重きを置いている。そのため、戦闘シーン目的で本作を観ると肩透かしを食らう。かといってソーの日常パートが充実しているかというと、こちらもいまいちパッとしない。要するに舞台設定が膨大すぎるゆえにどっちつかずになってしまっている。
本作の見どころはロキのポンコツかわいさとダーシーのニョムニョム、あとはナタリー・ポートマンの美貌か。……ナタリー・ポートマン!? なんか妙に顔が整っているなぁと思ったら私でも知っている名女優だったでござる。とりあえず続編もあるらしいのでそちらに期待。