フローレン

赤い砂漠のフローレンのレビュー・感想・評価

赤い砂漠(1964年製作の映画)
4.0
『赤い砂漠』(1964)。M アントニオーニ監督初のカラー作品。イタリア北部ラヴェンナ。工場経営者の妻ジュリアーナ(Mヴィッティ)はある交通事故以来精神を病んでいる。冒頭子供を連れて徘徊するシーンで察しがつく。その原点は私の見るところ夫への欲求不満である。こんなに美人でセクシーなのに構われないのは悲劇というしかない。開き直るか精神を病むしかない。夫の仕事仲間(Rハリス)が彼女の心の闇を覗き込むが果たして助けになるか。狂ってゆくヴィッティさま、素敵💕 そう言えば監督、トリュフォーさまと同じく脚フェチなんだなあと妙に感心しました。
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