フローレン

国葬のフローレンのレビュー・感想・評価

国葬(2019年製作の映画)
3.0
『国葬』(2019)。セルゲイ・ロズニツァ監督。1953年に死去したスターリンの国葬を余すところなく伝えるドキュメンタリー映画です。参列者の顔からは数千万人と言われる粛清者を出した独裁者の死にホッとしているのか独裁者亡き後の国家がどうなるか心配しているのか分かりかねますが、表向き「国父」の死に打ちひしがれているようです。私として残念だったのは、有名人物だけでも名前のテロップが欲しかったなあということ。判別出来たのはフルシチョフ、マレンコフ、周恩来くらいでありました。周恩来の手厚い待遇には中ソの蜜月ぶりが窺えました。
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