映像は鮮やかでありながらどこか夢想的で、その絶妙なバランス感に魅了される。自由の象徴であった船も結局は現実の延長線上にすぎないというのは、旅の物足りなさや空虚な日常を表しているように感じた。労働を中…
>>続きを読むやっとアントニオーニほんの少し掴んだ気がする、今までが分からなすぎて苦痛でしかなかったけど、本作はなんかね…ちょっとは分かったんですよ…。
とはいえ、何が優れてるのかと聞かれると口ごもるしかない。…
いわゆるアート映画。
何の話かはさっぱり。
冒頭、工業地帯で、茶色、灰色の服を着た人々がいる中、緑一色のコートを着た、挙動不審な主人公が男からメロンパンみたいのを買ってもそもそ食べる、印象的なシー…
映画は、工業化が進む社会のなかで人間が感じる孤独や疎外感を鋭く描いた作品である。主人公の女性は交通事故の後遺症に苦しみ、無機質な工場や灰色の風景のなかで精神的に不安定な日々を送る。彼女の内面の葛藤は…
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事故で精神が不安定なモニカ・ヴィッテイとリチャード・ハリスが惹かれ合う。
イタリアの工場地帯を漂う曇り空と霧の湿度が伝わってくる。霧に包まれた港を船がゆっくりと動いていくところは良いと感じた。湿…
乾ききった砂漠のような感情と街に欲望と血の赤い人間という点が無数に存在する。
その点と点を結ぶには砂漠という場所は砂塵が多すぎた
彼女の心のもやと霧の比喩
心と身体のバランスの崩壊
孤独と不安
…
1カット1カットすべてが美しい映画。風景も、人も、色味も構図も。モニカ·ヴィッティのアンニュイな魅力についてはよく語られたものだが、この怠そうな感じ、人生を真剣に生きてなさそうな感じがたいへんにエロ…
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