このレビューはネタバレを含みます
“要は信じる事を行う事さ
己のため 人のために
心の平安のために”
信じることは他者的な意味より、自身の精神に安定を与えるために行う行為であり、不信は精神を苦しめ、行き着く先は自己破壊である。
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過去に自殺未遂して心の傷が癒やされていない女ジュリアナ、今日も夫の働く工場周辺を子供を連れて徘徊している。スト中の労働者から買った食べかけのパンを草陰に隠れて食べる。ジュリアナに興味を覚えるが女が抱…
>>続きを読むこの映画好きな人、鏡の中にある如くとかも好きだろうなと思ってウィキを見てたら、なんたる偶然か、アントニオーニとベルイマンは死去日が同じ!!!
なにか一つ熱中するものを探せ(望め)、と言われて全部欲し…
特に何かが起きる訳でもなく、ただつらつらと会話が続いてくだけなんだけど妙なリアリティがあって独特。
最後幻覚で見えていた船に乗って蒸発しようとしたり、言葉が通じない水夫に話し続けたり、絡みのシーンで…
このレビューはネタバレを含みます
劇中のラストに語られる毒性を帯びた黄色い煙とそれを避けて飛行する鳥の話がかなり暗喩的にジュリアーナの苦悩を象徴していて、これのおかげで全体像が掴めた。ようは認識としては踏み込んではいけない領域だと理…
>>続きを読む霧の中で全員が完全に静止したように見え、霧が立ち込めてきて誰も見えなくなるあのシーンに全てが詰まっていたような気がします。これに「分からない」は流石に...
世の中の潮流に概ね心地よく流されてき…