映画は、工業化が進む社会のなかでの人間の孤独や疎外感を描いている。主人公の心の葛藤や不安は、無機質な工場や灰色の風景と対比される。物語は、工業都市を舞台に、交通事故のショックから立ち直れすに精神的に…
>>続きを読む2回は観てるはずなのに記録してなかった。そして2回とも船のシーンの前で寝落ちしたので、今のところ睡眠導入剤としての映画……。
モニカ・ヴィッティを訃報で知り、イタリアの女優にこんなアンニュイな人が…
映画監督と言えば、男性であることが大前提だった時代の映画監督にとって、ミューズ(女神)として存在した女優たちの存在論的な意味合いを、日頃から興味深く思っている。
そのため、ミケランジェロ・アントニ…
27.2937
決心がつかないの
灰色の欧州の冬、灰色の工場地帯を歩く緑のコートの母、黄色のコートの息子を被写界深度ギリギリの露出で浮かび上がらせる。最高にインパクトのあるオープニング。基本ジュ…
最初に観た時は意味わからなくて、とにかく金髪男性と夫が嫌いで、うーーーーんって感じだったんだけど、
解説読んだらして2回目を観たら、
作中の色や音、モチーフに注目して見れて良かった。主人公や私たち視…
ぼんやりとした不安。
画がくそかっこいい。小津安二郎やアンドレイ・タルコフスキーのような画のこだわり感じる。最近やと全部CGで見栄え良くしてしまうんやろうけど、全部本物は説得力が違う、なんだろうな、…
【モニカ・ヴィッティの魅力を生かしている】
1964年のアントニオーニの映画。
工場や老朽船をバックに、人妻の不安が巧みに描かれている。色の使い方や映像のボカし方が面白いし、主演のモニカ・ヴィ…
ストーリーというストーリーが特にある訳ではないが、工場と港という汚なさとワクワク感を兼ね備えた美しさ。
話したり少し羽目を外して騒げる知り合いがいて、夫や子供もいるが、本質的には孤独であるという…
すごい! 今回はじめて4K Blu-rayで見て、今まで見ていたDVDの画質とあまりにも差があるためまったく違う作品に見えたと言っても言い過ぎでないくらい鮮烈だった! ちなみにこのたび2回連続で見ま…
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