青春と言っても30歳前で、定職に就かず実家に寄生し毎夜うだうだたむろってる5人の男たち。
5人はそれぞれ、女にモテるやつ、夢想家、作家志望、歌好き、など分かりやすい個性を割り当てられ、こんな時には一番普通っぽい男の視点で描かれることが多いけど、この作品も例に漏れず。
真面目に働く労働者を馬鹿にしたり本当に嫌な奴らではあるけど、大人になりきれない中途半端な奴らの情けなさは、10代でもないだけによりやるせない。そんな姿をリアルに容赦なく描いてます。誰しも年齢は違えど、こういう悶々とした時期はあるかなぁと思います^^;
それでも、群衆によるお祭り騒ぎや、なんと言ってもニーノ・ロータの哀愁あるメロディなど、後のフェリーニらしさも垣間見せてます^_^