最近は映画を観直すということが全然なくなったけど、Netflixで配信終了ということで再鑑賞。
この頃のジャームッシュは才気走っているなあ。もっとも映画自体は2005年公開だが、短編の中で最初に撮られたものは80年代半ばらしい。
コーヒーカップ同士をカチリと当てて乾杯、煙草に火をつけ燻らせる。
イギー・ポップ、実に旨そうに吸う。禁煙したけど、こちらも無性に吸いたくなってくるね。
モノクロームのため息の出るような美しさ。ほとんど動きがなくて、とりとめのないような会話に反復されるテーマ、格子縞というか、チェッカーボード模様のコーヒーテーブル、乾杯の上からショット……クセになる。
どれも良いけど、ケイト・ブランシェットの芝居には鳥肌が立ちました。
ラストの一編はもはや神品。
