ケインコスゲ

コーヒー&シガレッツのケインコスゲのネタバレレビュー・内容・結末

コーヒー&シガレッツ(2003年製作の映画)
4.4

このレビューはネタバレを含みます

コーヒーとタバコをテーマにした11エピソードからなるオムニバス形式の映画。
といっても各話カフェの1つのテーブルから外を出ないので、そこで繰り広げられるので客たちの会話集みたいな感じ。
会話の内容もとりとめのないものばかりで、まさにカフェで隣のテーブルを覗いてる感じ。1話目見た時になんやこれしょうもないと思ってクソ映画かと思ったけど、見ていくうちに許せていくというか、そもそも面白い映画として期待して見ようとしていた自分が間違っていたと思った。この映画はカフェでタバコとコーヒーを楽しんでる人たち以上でも以下でもない。ゆったりとしてて見ていくうちに心地よくなってきてなんやかんや2周してしまった。それぞれ展開も特にないし、見てる第三者からすればどうでもいいことばっかりだけど、登場人物の関係性、コーヒーの飲み方、タバコの吸い方、テーブルの使い方、話し方、性格が十人十色でたのしかった。だいたい出てくるのは2人でつまりサシで飲んでるわけだけど、はなしがぜんぜんかみあってなかったり、性格が真逆だったりして映画の枠に騙されてたけどリアルってこうだよなぁと思っておもしろかった。
有名人が本人役でたくさん登場してるみたいだけどイギーポップくらいしかわからんかった。当時のアメリカ人だったらそういう楽しみ方もできたんかな。あとなぜか違うエピソードの違う登場人物が同じ話をしてた奇妙なシンクロニシティはなんだったのか。DVD買って暇な時にみたいな。
ケインコスゲ

ケインコスゲ