ハンコ課長

決断の3時10分のハンコ課長のレビュー・感想・評価

決断の3時10分(1957年製作の映画)
3.0
アクションというより心理戦が主な珍しい西部劇。リメイク版を先に観たけど、アクションはそちらの方が迫力があるね。

冒頭、主人公が目の前で強盗事件が起きているのになす術もなく傍観しているだけというとても情け無い姿に対して、悪人がカッコ良く描かれて、何とも言えない焦燥感が漂う。

強盗の親分がいともアッサリと捕まるが、いつでも部下達が助けに来てくれるだろうという安心感から、堂々と構えている。
そして、主人公が護送を引き受けることになる。

いっそのこと買収されたり、任務を放棄すれば命は助かるが、ジリジリと決断を迫られる主人公にとても同情するし緊迫感が増してくる。

最後は意外にアッサリと終わるが、自分としては腑に落ちるような結末では無かった。
ハンコ課長

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