ブラックユーモアホフマン

ヨーロッパのブラックユーモアホフマンのレビュー・感想・評価

ヨーロッパ(1991年製作の映画)
4.7
むっちゃくちゃオモロい!

画面の作り込みの異常さは相変わらずで、白黒とカラーの使い分けも面白いし、スクリーンプロセスを使った独特な画もいい。
話は割とシンプルで、戦後すぐのドイツを舞台にしたスパイものみたいな感じなんだけど、演出が面白い。
マックス・フォン・シドーによる、催眠術みたいなナレーションが効いてる。
あと音楽がすごくいい。なんか、汽車が出てくるところとか、トンネルの中を走る汽車を前からとらえたカットとか、音楽も相まって感動した。映画を見てる!って感じがした。

【一番好きなシーン】
・トンネルを走る汽車
・風呂から赤い水、壊れたミニチュアから引いていくと、そのまま汽車の中へ行くカメラワーク、すごい。
・爆破と抜き打ち試験がカブってパニック。過度のストレスで遂に爆発。