地上波でやってたんでついまた見ちゃったんですが…これ、ホラーより怖いやつでした。ていうかある意味ホラーですよね、これ。
前に見たまま、すっかり忘れてた作品なんですが、あらためて怖すぎてトラウマになりそうなやつだなって思いました。遠野君、そこそこイケメンに設定されてたけど、実際は少女生贄のジャケ写みたいな人じゃないですか?虚ろすぎますって。
《第1話》男のモノローグがめっちゃ怖いです。少年目線ではああいうちょっとええ話になってたけど、少女目線だとあの話はいったいどうなるのか、めっちゃ気になります。最後の会話が微妙に噛み合ってないのがこわいです。
《第2話》かわいくてもストーカーはストーカーだと思います。そのストーカーを虚ろな心でなんとなく受け入れてる遠野君は、送信しないメールをずっと打ってるという。
まだ怖くないですか?
しかもちょいちょい出てくるアカリは何?
この世のものの描写じゃないような気がします。
《第3話》描写が精密すぎる東京や桜木町を虚ろな遠野君と生気のないアカリが徘徊してましたよね…。
ホラー史上最狂の描写にしかみえません。
静かな狂気とかってたまに言いますけど、あれってたぶんこういうことです?
最後の踏切で笑う遠野君の顔が怖すぎてトラウマ。
全体通して考えると、遠野君かアカリかどちらかが(あるいは両方が)どこかの時点で死んでると考えるのが妥当ではないかと。いうのは冗談ですが。
謎の多い話なんで、時間があるとき考えてみたい気はするのですが、怖いからなかなか見返せないんですよねえ…。これだけ死のイメージに感じるもの?死と似たようにみえるもの?がいっぱいあるわけですから何かしら意味があるとは思うのですが。
最後に全然関係ないこと書きますが、私は『君の名は。』は、この作品のセルフリメイクなんじゃないかな、と勝手に推測してます。一般ウケする方向でリメイクして、見事に一般ウケしたという。すごいっ。