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自由の幻想のmamのネタバレレビュー・内容・結末

自由の幻想(1974年製作の映画)
2.8

このレビューはネタバレを含みます

登場人物が追加される度に、場面と物語が変わり、数珠繋ぎのように繋がってゆくストーリー。ブニュエル風味のスパイスの効いた風刺コメディ。

「ブルジョアジーの密かな愉しみ」が苦手系だったので躊躇したけど、眠る美しきモニカ・ヴィッティ観たさに(でも10分位しか...)

ナポレオン統治下のスペインで、自由くたばれ!と叫ぶ抵抗派の男。
ここから現代に変わり次から次へと登場する可笑しな人々。
老紳士から貰った観光写真を卑猥なものととる大人達。
看護婦と宿で出会った聖職者達と興じる賭け事。
学生の甥と熟女な伯母の駆け落ち。
宿泊者の前で披露されるSMプレイでの鞭打ち。
警察官の子どもみたいな張り紙の悪戯。
ダイニングチェア代わりの便器に座り排泄物についての環境問題提起。
がん患者に煙草をすすめ平手打ちされる医師。
存在していないという少女の存在。
あべこべ判決での喜劇。
亡き妹とのはだかピアノの思い出。
待合せの墓所で捕まる警視総監は実はふたり。
動物園で起こる暴動。
自由くたばれ!(はじめに戻る)

2022-75
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