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8 1/2のtrswのレビュー・感想・評価

8 1/2(1963年製作の映画)
4.1
白黒映画が白と黒とその中間色で構成されている映画だということに、ここまで自覚的な作品は初めて見た 現実世界を白黒で写すのではなく、白黒で映る世界を構築していくというのは多分今モノクロの映画を撮っている監督からしたら考えにはあるんだろうけど、この時代では珍しいのかな あまり見てないからなんも言えないが

とにかく美しいということ

一本道のストーリーや絶対的ヒロイン(素敵な女性は沢山いる)、教育的要素が存在しない映画を肯定するということは、そういう人生を肯定することと同義 映画論とは人生論

ラストはずるいじゃん 上記のような映画がここまで評価されるというのは、有無を言わさぬラストの説得力に起因する
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