「午前十時の映画祭12」で面白かった順位:17/17
ストーリー:★☆☆☆☆
キャラクター:★☆☆☆☆
映像:★★★☆☆
音楽:★★★☆☆
映画館で観たい:★☆☆☆☆
「午前十時の映画祭12」にて。
1963年のイタリア・フランス合作映画。
著名すぎる映画監督フェデリコ・フェリーニ。
実はこれが彼の初めての作品だった。
ただ、その面白さが僕にはわからず。。。
ストーリーはシンプル。
映画監督の主人公(マルチェロ・マストロヤンニ)がスランプに陥り、映画が撮れない。
でも、役が欲しい女優やプロデューサーなどが彼のまわりに集まってきて辟易するというもの。
でも、ゴールがまったく見えない。
そんな状況でもがんばって映画を作るのか、あきらめて別のことをするのか。
次の行動が一切ない。
ただひたすら悶々とし、妻や愛人を呼びつけ、謎の妄想の世界や夢の世界に浸る。
話がまったく進まず、一体自分は何を観ているのかわからなくなるほど。
まあ、創作の苦悩ってそういうもんだよねと言うのはわかるけれど、映画として観たときに非常にわかりづらい。
フェデリコ・フェリーニは芸術寄りの映画だと思ってたので、「やっぱりわからなかったか」という想定の範囲内ではあったけど、これは何を楽しむ映画なのかは知りたいところ。。。
ちなみに、彼の影響を受けた映画監督として、マーティン・スコセッシやウディ・アレン、ロマン・ポランスキーが挙げられるそうだけど、うん、自分の好きなジャンルではないなと思った(笑)
そんなわけで、きっと何か秀逸な映画なんだろうというのは雰囲気で察することができるけど、観る人は選びそうだなあという感じでした。