このレビューはネタバレを含みます
おじいさんと猫ちゃんのロードムービー。
男性客も多かった。
老いていく自分の周りの環境。一つ、また一つと消えていく。
でもハリーは前向きに明るく進み続ける。
明るさの中に切なさもあり。
とにかくトントが可愛い。妻に先立たれたハリーの唯一の家族であり、心を打ち明けることができる親友であり、相棒。トントに一人語りしていく場面がいくつかあったが自然と涙が。
ずっと一緒で大切にしていたトントすらも、あっけなく逝ってしまう。大きな悲しみを見せるわけでもなく、一言、「お別れだな」と呟き、トントを看取り去っていく。
ラストシーンでトントに似た猫を見つけて自然と追いかけるシーンは、おじいちゃんがトントの死を多く語らないだけに号泣でした。
観終わった後も涙が止まりませんでした。