アナ

ハリーとトントのアナのネタバレレビュー・内容・結末

ハリーとトント(1974年製作の映画)
3.9

このレビューはネタバレを含みます

おじいさんと猫ちゃんのロードムービー。

男性客も多かった。

老いていく自分の周りの環境。一つ、また一つと消えていく。
でもハリーは前向きに明るく進み続ける。
明るさの中に切なさもあり。

とにかくトントが可愛い。妻に先立たれたハリーの唯一の家族であり、心を打ち明けることができる親友であり、相棒。トントに一人語りしていく場面がいくつかあったが自然と涙が。

ずっと一緒で大切にしていたトントすらも、あっけなく逝ってしまう。大きな悲しみを見せるわけでもなく、一言、「お別れだな」と呟き、トントを看取り去っていく。
ラストシーンでトントに似た猫を見つけて自然と追いかけるシーンは、おじいちゃんがトントの死を多く語らないだけに号泣でした。

観終わった後も涙が止まりませんでした。
アナ

アナ