ハリーとトントの作品情報・感想・評価・動画配信

「ハリーとトント」に投稿された感想・評価

LDプレイヤー壊れてるので、DVD取り寄せ観賞。
ひとつ 1つの会話に味わいがある。
●老人同士 家主との会話
ハリー「眺めは どうだ」
家主「もう世間を見飽きてる年だろ」
●50年振り 元カノとの再会
ハリー「ハリーだ」
彼女「昔のことね」
ハリー「灰色の昔だ」
彼女「明るい昔よ」
ハリー「忘れたかと・・」
彼女「パリでの楽しい日々を?"素敵なあなた"」
ハリー「ありがとう」
●娘と再会
ハリー「論争やめるか」
エレン「いいえ 絶対やめない」
――――娘 かるく 頬にキスする――――
ハリー「初めて意見が合った」
エレン「一杯 おごるわ」
●留置場
ハリー「留置場に入ったの 初めてだ」
インディアン「何をした」
ハリー「ピーン(小便だ)」
インディアン「わしはクソで一度」
ハリー「どこで やった」
インディアン「わしじゃない 馬がホテルのロビーで」

☘️もの悲しいビル・コンティのメロディ

ルート66で NY シカゴ ベガスのゆったりしたロード ムービー♪

エレン・バースティン 「アリスの恋」「エクソシスト」本作で絶頂期☕

淀川長治 曰く、本作は デリケートで文学的だと、そして
「私の もっとも 好きな映画の1つです」
KNT

KNTの感想・評価

3.0
老人ハリーと茶トラ猫のトント
1人と1匹が旅するお話

こんな可愛いネコと旅に出かけたくなる映画
ドン

ドンの感想・評価

3.8
アパートを追い出されてしまい、息子たちと住むために愛猫と一緒に旅していく物語。
いくつになっても友情を忘れないハリーが良い。
トントのバスの下りは面白くて、愛情がすごい伝わってくる。最後の海辺のシーンも良かった。
この自然な演技が評価されたのかな。
る

るの感想・評価

3.7
ほのぼのロードムービーかと思いきや、全編通してハリーの老人ならではの寂しさみたいなものを感じる話だった。ユーモアも含まれているけど、どこかどうしようもない感じ。
ただ終わりに向かうことを利点に色々と無茶な行程をトントと踏んでいくのは楽しいし、トントが可愛い!
Taul

Taulの感想・評価

4.0
『ハリーとトント』(1974) 午前十時の映画祭。アメリカンニューシネマは老人と猫にも自由で切ない旅をさせる。高齢化、老人の性、核家族、格差、孤独死と実に今日的なモチーフ。『東京物語』的な味わいもあるが乾いたロードムービーであるという何ともいえない魅力。忘れられない1本になった。

2016年6月鑑賞
ヒロタ

ヒロタの感想・評価

3.7

このレビューはネタバレを含みます

NYから追い出され行き着く先はどこか?猫と老人のロードムービー。

猫のトントと妻に先立たれたハリー。住んでいたアパートにしがみついていたが、椅子ごと追い出され家屋は破壊された。息子が家に同居させてもらうが嫁と折り合いがうまくつかない。街にいた友人は孤独に死に、別れを告げて娘の住むシカゴへ行くことに。
飛行機に乗って行こうとしたが猫が嫌がる。バスに乗るがトイレがうまく行かず出ていく。免許はとっくに期限が切れているが、車を買って運転していくことにした。途中、ヒッチハイカーを拾う。
ヒッチハイカーの15歳の家出少女に誘われ、昔の恋人ジェニーを探しに寄り道することに。老人介護ホームに住む彼女は記憶がおぼろげだが、ダンスを二人で踊る。
息子のところにいた喋らない孫が先にシカゴについていた。ヒッチハイクで拾った15歳の少女と意気投合しコミューンに旅立つ。娘は三度目の離婚をしていた。ハリーはもう一人の息子に会いにいくため、ロサンジェルスに旅立つ。
健康販売の老人からマッサージを受け、ミキサーを買う。
ヒッチハイクしていると娼婦が拾ってくれ、100ドルで良いことをしてもらう。
カジノで男に絡まれる。
小便をしていると留置所に入れられ、インディアンの男に出会う。ミキサーと交換に呪文で肩を直してもらう(小さな巨人のシャイアン族の族長だ!)。
息子は良い家に住んでいるが、もう文無しだと落ち込んでいる。励まし、お互い生きようと誓う。
ずっと一緒に暮らしていたトントが病気になり、死んだ。人間だと77歳だった。

出会いと別れを繰り返し、人生はまだ続く。

パートナーのトントとの別れの瞬間は描かれないが、愛に満ちた猫生だっただろう。西海岸での新たな出会いと、トントに似た猫に導かれ、子供と砂浜で遊ぶ夕陽のラストシーンが感慨深い。

音楽もとても合っていて良い。ハリーのキャラクターも作り込まれており、俳優の演技と相まって存在感が強い。シンプルなストーリーラインだが心に余韻が残る映画だ。アメリカの当時の世相を写しているようで、普遍的なメッセージが読み取れる秀作。
ソフニ

ソフニの感想・評価

3.5
深夜の地上波で観た気がする。
なんか途中眠かったけど最後まで観なきゃと思って、観てよかったなと思った記憶あり。
kanzicom

kanzicomの感想・評価

2.5
ザ・オールドムービーといった感じ。
ちょっと思っていたのと違った。
のんびりした映画なのになんだか展開が早い。
チャラドンとの交流がもう少しある中身かと思いきや、交通手段などを縛る枷でしかないような気がする。
昔ながらの人との触れ合いや物価の安さなどは昔をイメージさせるが、やはりある程度目的がないと意識が続いていかない。
MaTo

MaToの感想・評価

3.5
字幕では「僕だって喋るよ」の英語台詞が聞き取れた
行き来のない孫と意思が通じた「Garbo talks」の意味を知ったのはググるがない頃は大変でした
74年の癒し系ロードムービー。
妻に先立たれ、ニューヨークに愛猫トントと一緒に暮らしていたハリーですが、区画整理のため長年住み慣れていたマンションを強制退出させられます。
昔と違ってゴチャゴチャして、活気を失ったNY。とりあえず長男の家に移り住んだハリーでしたが、友人も亡くなり、NYに馴染めなくなったハリーはトントと一緒に終の住処を探す旅に出ます。

特別大きな展開があるわけでもないのですが……なんかとっても良いんですよねぇ。
人間と同じ物を食べたがって、ちょっと放しただけで駆けて行っちゃうトントも可愛いし、そんなトントを愛するために飛行機にもバスにも乗れずに陸路で地道に進むしかなくなったハリーも愛おしい。
長女のいるシカゴ、次男のいるロスを目指して旅を続けるハリーは、道すがら様々な人々と出会います。
イマドキな考え方で家出した女の子や、初恋の女性、健康食品を売る胡散臭いセールスマンに、留置所で出会ったインディアン。
人と人との素敵な出会いこそ、ロードムービーの魅力です。

ハリーが出会う人たちが、ことごとく良い人たちで、しかも社交性が高いんですよね。出会ってすぐに会話が弾むし、心が通い合う感じ。
他人に寛容なアメリカのお国柄なのか、それとも経験豊富な高齢者のコミュニケーションスキルなのか。

いや、それだけでなく、ハリーの人柄が一番大きいと思います。
元教師のハリーは知性に溢れていて、他人の価値観を認めます。特に通常ならジェネレーションギャップがあるはずの若い人たちの価値観も、広い器で受け入れます。
家族にすら理解されなかった孫の沈黙行も興味を持って質問。薦められた本を読んでもきっと理解できなかったでしょうが、ハリーは決して否定しません。
そればかりか、終盤では仏教にハマっているらしいので孫の特異な価値観を柔軟に取り入れたのでしょう。

インディアンや家出娘など、どこかで声を出すことを抑圧された人たちの価値観も受け入れるハリー。
だからこそ、皆、ハリーには心を開いて会話が弾むのです。家族たちも遠く旅してきたハリーを歓迎して愛しています。

旅とは、違う文化や違う人種、言語、宗教、その土地の風土と出会う行為です。
そんな時、自分の凝り固まった価値観と比較したり否定する事なく、柔軟に受け入れる考え方があれば、旅はより一層魅力的になると感じました。
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