KnightsofOdessa

小さな巨人のKnightsofOdessaのレビュー・感想・評価

小さな巨人(1970年製作の映画)
2.5
[It is good day to die] 50点

121歳の老人ジャックに新聞記者がインタビューをしながら回想形式で歴史が語られるという『ミスター・ノーバディ』みたいな枠組みの作品。いきなりシャイアン族に育てられて言語を学びましたと言った10秒後にシャイアン族の人々が英語を話し始めてズッコケた。ここに70年代の進歩と限界が垣間見える(一応"英語では喋ってない"という建前ではあるらしい)。その後白人に助けられたりネイティヴアメリカンに助けられたりしながら、白人にもネイティヴアメリカンにも帰属しないアイデンティティを偶然にも必然にも利用して強かに生き延びた歴史の証人の人生を提示していく。が、正直ジョークも風刺もショボくて見てらんない。何回かあった身長ギャグが一番マシだった。というか、リトルビッグホーンの戦いから現代までの100年が完全に抜けてるのはなぜなんだろうか?121歳にした意味がさっぱり分からん。
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