なすび

さすらいのなすびのレビュー・感想・評価

さすらい(1957年製作の映画)
4.0
よき。音がこだわられていて心地よい。やっぱり「映像がすごい」って言われる監督って実際は音声にもめちゃくちゃ気を使ってることが多いんやないかって思う。ブレッソンもそう言ってたし。アントニオーニは、周りの外部音をかなり搾って、主人公の歩く足音とか話し声だけにフォーカスしてる感じ。だから余計音楽が流れるとそっちに感情が持ってかれるし、画面の寂しさ(何もないだだっ広い沼地みたいなところに人がぽつんといるとか)がより際立つ気がする。

最後の衝撃的な場面のためにアリダヴァリはいたんやないかな。顔面力強いからさ…

てか、この映画に出てる「ドリアン・グレイ」さんって名前すご!!!笑 この名前ってよくあるんですか?私なんか海外の方の名前に詳しくないからついオスカーワイルド想像しちゃったわ。てかこの前台南で小学生世界野球大会があって見に行ったんやけど、その時ドミニカ共和国のチームの中に一人「マーロン・ブランド」って名前のやつがおってめちゃくちゃびびった。えっ、あの有名な俳優と同じやんって会場ざわめくかなって思ったんやけど興奮してるの私だけみたいやった。ちなみに、ドミニカ共和国チームけっこう強くてその日日本に勝ってました。マーロンブランドくんは名前の割にそんな活躍してなかった。
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