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肉屋のleylaのレビュー・感想・評価

肉屋(1969年製作の映画)
4.2
サスペンスとロマンスの境界線を取っ払い、ヌーヴェルバーグとヒッチコックを合わせたような作品だった。って、なんのこっちゃ笑。独特な作風でした。

連続殺人事件を扱いながらも、どうでもいいかのようにサラッと見過ごす。と思いきや、後半にグイグイとサスペンス要素を盛り込んできて惹きつけられた。

最後まで登場人物の心情がわからないドライな感覚がいい意味で気持ち悪い。『肉屋』というストレートなタイトルが心理的にもジワっと効いてる気がします。
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