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殺しの烙印のaminのレビュー・感想・評価

殺しの烙印(1967年製作の映画)
3.7
鈴木清順ワールドが堪能できる。水道管からの射撃、アドバルーンに乗って脱出、壁一面の蛾、螺旋階段での濡れ場、車の下に隠れてロープで引っ張りながらの接近戦、外階段で射撃された男が落下するが、ロープに足が絡まり宙ぶらりんになるなど、あの手この手で楽しませてくれる。映画においてストーリーや音楽はもちろん大切だけれど、やはり映像、ショットの繋ぎ方、カメラワークであることを再認識させられる一本であった。ストーリーがよく分からないと言っている人がいたが、いやいや、こんなに分かりやすいストーリーすら難しいのであれば、『陽炎座』や『ツィゴイネルワイゼン』は絶対に理解出来ないだろうなぁ。
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