ブルース・リー亡きあとで、ジャッキーチェンの人気が爆発するまでの間に撮られた香港作品。

オランダに進出したふたつの香港マフィア。

ふたつの香港マフィアにカンフー使いの友達二人がそれぞれ
。
片方のマフィアが、売春目的で二人のマドンナ的女性をオランダに送り込む。
オランダで、勢力争いをしてたマフィアだが、友達二人は協力してマドンナを救出する。

いよいよ、オランダで一触即発状態の香港マフィア。
香港の麻薬マフィアと、オランダ警察も巻き込んで・・。

ヤクザ作品であるのは間違いないのですが、当時の主流はカンフーが最大の見せ場で、結構格闘シーンが多いです。

話の筋は良いのでけど、画面にメリハリが乏しく、オランダ観光映画にも見えて。カンフーシーンを重要視することで、夜のシーンが少なくて明るいイメージが。

ちなみに、準主役でGメン75でお馴染みの筋肉カンフーの「ヤンスエ」さんが頑張っていて、ヤンさんの格闘シーンを見るだけでも値打あります。
ヤンさんって、日本では吹替で野太い声になりますが、ほんとはカン高い声なんですね(笑)

ロッキーのテーマとストップモーションで終劇させるアジアの剽窃文化はカンフー映画にまで及んでいたという史実。リー亡き香港電影の切実な不安漏れまくりでキッツいぞ。
売春婦の駄乳＜金的蹴られて悶絶するヤン・スエのスロー顔芸

ヤンスエと塚地の賭場を巡った
仁義なきカンフー戦争、、、ではなかった。
唐突に友人同士でもある両軍の若頭が
女を巡って大激突！？
拳を交わしたミアミーゴは更に唐突にボスを殺りに行く事態へと発展していく！！！
地元じゃ負け知らず香港版、修二と彰

話の軸がブレまくるので観ているのも辛いが、時折かましてくるカンフーアクションはやはり目を見張るものがある。
表紙詐欺も良いところだが、ヤンスエが程々に出てるのも憎めない、、、、
度々、輩同士が向かい合い、意味不明なポエムを呟くシーンがクセになる。

ヤンスエは主役でもなくラスボスでもなかったがサングラスにお洒落した姿でボスを熱演！
修二と彰を相手にアクションでも大奮闘！！！
お洒落服をキャストオフして挑むも金的蹴りに倒れてしまう。
悲しいくらいボコられてしまうが、彼の受けの演技は素晴らしかったので評価されるべき。

塚地はラスボスではあるが不完全燃焼なまま映画は凄まじいラストを迎えるのであった、、、

この映画、ロッキーのテーマから一部丸パクリしてる気がするし終劇のBGMは明らかにロッキーのものであった、、、、劣悪な映画ではあるがどこか憎めない作品でもあった。