そらぴよ

20世紀少年<最終章> ぼくらの旗のそらぴよのレビュー・感想・評価

4.1
「もうひとつの結末。もうひとりの ともだち。」

全ての謎が解ける最終章。原作とは違うラストで叩かれたりもしましたが個人的にはこっちも全然許せる。全然アリだと思います。人気漫画で多くの人が結末を知っているからこそ、違う楽しみ方をして欲しいと制作陣の熱の入用が分かります。改変の仕方が上手い。叩きたくなるほどではなかった。原作よりも ともだち の正体に納得したし、何より分かりやすかったです。ある意味良い改変。

第1章 終わりの始まり
第2章 最後の希望
第3章 ぼくらの旗

三部作全てを見て初めて意味のある映画だと感じました。三部作全てを見て初めてあのエンドロールで感動出来ると思いました。色々言われたりもしていますが邦画で大好きな作品です。キャラクターの原作再現度は高すぎだし、そのキャラクターも大人時代、子供時代と2人分用意しなきゃいけないし、ユキジの子供時代可愛すぎだし。ヨシツネが背負い投げされたい気持ちがよく分かる。所々CGの安っぽさが目立ちますが10年くらい前の作品なのでしょうがないです。10年経っても色褪せないCGは実写版トランスフォーマーだけです。

学生時代に20世紀少年の原作漫画の全巻セットを大人買いしましたが、あれ実は20世紀少年22巻で終わりじゃないんです。その後に21世紀少年が2巻あります。初めて漫画を読んだ時は酷く困惑しました。どこか読み飛ばしたとか買った古本屋を恨んだりもしました。どんな事にも言えますが大抵の疑問はググれば解決します。

ともだち の中学生時代の俳優にも注目です。
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