20世紀少年<最終章> ぼくらの旗の作品情報・感想・評価

20世紀少年<最終章> ぼくらの旗2009年製作の映画)

製作国:

上映時間:155分

ジャンル:

3.2

「20世紀少年<最終章> ぼくらの旗」に投稿された感想・評価

浦沢直樹を何作か読んで、時系列が飛んだり戻ったりする作風にも慣れてから見たらめちゃくちゃ面白い。無茶苦茶な設定も漫画だから気にならないし、唐沢寿明の歌もイイ。始終気弱でいつも見てる感じと違う雰囲気の香川照之もイイ。
演出やCG、映画としての出来を見ちゃうとイマイチなんだけど、何度見てもゾワゾワするしワクワクしながら観れるから好き。
たっち

たっちの感想・評価

3.2
当たり前のように起こり得る少年時代のカースト制度とトラウマとSFを見事に混合した作品でした。ほんの少しの出来き事で良くも悪くも変わってしまうこの人生で、「あの時こうしていれば」というのは誰しもが抱えるものであり、この先の生き方を少しだけ考えさせられました。「友達」を生み出したきっかけはケンジではありましたが、それでも皆が慕い、信じる姿は友情のあるべき姿だなと思いました。あと、「正義」じゃなく「いいもん」という言い回しに原作者浦沢さんの才能を感じました。何よりケンジの歌は章を増すごとに泣けてきます。
作品を観終わった後、マンションからみえる学校で、お昼休みに遊ぶ小学生がみえ、今あの子達は何を思いどんな人間関係を築いているのだろう、と少しだけ物思いに耽りました。
Masakazu

Masakazuの感想・評価

3.4
原作とは若干違うラストだが、これはこれでおもしろい
最後のライブのシーンはとてもカッコいい
最後ライブ会場で、「ともだちは死んだ!」ってケンヂが言ったときの平愛梨さん演じるカンナの真顔。
編集ミスか演出が下手なだけか……。
tsuna

tsunaの感想・評価

3.8
漫画『20世紀少年』の実写映画化第3弾であり完結作品。漫画とはまた違うラストがあり3部作でこの複雑なプロットをよくまとめている。作中に出てくるケンヂ作の唄「Bob Lennon」は浦沢直樹先生の作詞作曲。15年前の2003年、自分が中学生の頃、映画実写化の前に浦沢先生がこの曲を歌っていてそれを聞いていたのが懐かしい。
書庫番

書庫番の感想・評価

2.0
2011年05月03日 地上波放送録画分視聴。

当時のTweetを見ると
「ラストが色々な意味でグチャグチャで、もう一回原作を読み直したくなってきた」
だそうです。(笑)
つじつま合わない感はあるが、ラストシーンが最高だった。報われた気がした。
ある日の一瞬の出来事があった、なかっただけで、あの子が遊んでくれなかった、みんなが自分を見てくれなかった、そんなひとりの感情が世界を危機に晒すなんて大袈裟かもだけど、人間そういうパワーを持ち合わせてる事は違いない気がした。
一瞬でも心に宿った気持ちって想像以上に馬鹿でかいんだなあと。
完走してくれた事に拍手👏👏
洋画って3部作!とか言うて1作目コケて放置が多い中、邦画は結構 ちゃんと続けてる気がする😁

ついに!
トモダチの正体がっ!!

てか、トモダチなんぼなんでも権力持ちすぎやろ笑
なんぼ宗教団体のトップでも ここまでの力は無いやろ…とかゆー事は言うたらアカン!笑

世界のトップになり
ともだち暦まで出来てるし…笑



壮大な話が完結したのは素晴らしい👏
皆の老けメイクも素晴らしい👏

トモダチの動機は…あるあるやな😅


唐沢さんってよー歌ってるイメージあるわ笑笑
オレの中で唐沢さんの代表作は これかな🤔


邦画の実写化系では 数少ない成功側?
良かった👌
「トモダチ」は世界大統領となりついに世界征服を成し遂げる。やることがなくなったので人類を滅亡させようとするが。

ケンヂが戻り、ケンヂとオッチョのコンビが復活。「トモダチ」の野望は阻止し顔は出ても正体は結局分からず。

エンドロールに今まで登場していない俳優の名前が、エンドロール後にやっと「トモダチ」の正体が分かります。

このレビューはネタバレを含みます


2009年9月24日鑑賞の記録。

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うちの子供(小学校高学年)の同級生たちの間では、映画館で見た子も、テレビ放送見た子も、この最終章を誰がいっとう先に見るかと競いあってるような感じでした。ついこないだまでポケモン映画で盛り上がってた子たちがなぁ。

第一章の「昭和ノスタルジー」を味わう我々大人に対して、小学生たちはどんなところを興味深く見ていたのか、そして何を感じていたのでしょうか。

「なにがそんなにたのしみなの?」と聞くと「だってさー“ともだち”が誰か気になるじゃん」

そうか、子供たちの目的はあのマスクの下の推理合戦か。

わたしの感想としてはまずは一言。「あー、終わっちゃった」・・・。

2008年秋口の公開された第一章から一年近く、なんのかんので日テレの策略に嵌りまくってるような気がしましたし、いろいろ賛否は耳にしましたが、「続きはどうなるのー!」とわくわくを持続し、これまでなかったエンターテインメントという意味では楽しませてもらいました。

ケンヂのバンド(唐沢さんメイン、古田新太と高橋幸宏のユニット)のメンツが…。ここで春波夫の複線も回収された。唐沢さんのステージアクションが妙に堂に入ってるなー、感心しながら見てたら、エンドロールが流れて。

え、まさかこれで終わり?
そうだったら、3作で一番の低評価かな?と思いながらひたすら待ちました。「すーだららら」が脳に刷り込まれるのを感じながら。

エンドロールの文字に、これまで出てきてない俳優のあの名前が・・・。

「あれ?このひとどこに出てた?」と疑問符をともしつつ。エンドロール後の数分があります。これがすべてとは言わないけど、この数分によって、この映画は忘れがたいものとなりました。

そしてここに、この大事な数分に彼が配されたことも。

するってーと、え?

「□のすけ」が成長して「○のすけ」になったのか!

実に自然な成長でした。これまで見てきた作品の中の子役→成長後の配役も、似てる子探してきたなあ、と感心しましたが、ルックスの相似に頼らない圧巻の演技力。

そしてやっぱり、ともだちの正体とか、もうどうでもよくって。

ここまで第一章、第二章と地球を守り、人類を救う正義の味方だったケンヂが、実は「わるいもん」「ともだち」をつくった。この衝撃の結末に小学生たちはどう感じたでしょうね。キリコもしかり。そしてそれらに蹴りをつけるのが運命の子、カンナ。

さてこれからコミックス版「20世紀少年」に着手しようと思い、ぱらぱらと読み進めているが、映画のばっさりざっくりなテンポで結末まで追ってしまった脳は漫画の展開がまだるっこしくて仕方ない。

連載期間中に追っていた人はさぞ楽しかっただろうなー。1~3章、約1年、監督ととも作り上げていった俳優さんたちも、あの世界に取り込まれ、キャラクターを100%演じきった主要なキャストのみなさんはさぞ楽しかっただろうな、と思います。

なかでも彼が、あの、秘密基地のある原っぱで初めて素顔を晒したシーン。一年間引っ張って引っ張ってみせた素顔は…。

超豪華、ベテラン・個性派・芸達者を集め、原作ファンも唸らせたどの出演者よりこのときの顔は、ずば抜けて「20世紀少年」でした。とわたしは思いました。

積年の怨念と悲しみに満ちた悲しい目の色に鳥肌たちました。すばらしい。

「これで おしまい」

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コミック原作で、公開を待つ間、こんなわくわくと盛り上がる映画、この先、生まれてくるのかな。

映画の中のともだちキャンペーンが、かなり旧式に見えたように(もちろん政治と宗教、拉致や洗脳など古来から通じる普遍もありますが)メディアや情報、それから作り手と受け手、エンタメ文化そのものが、当時と、あまりに変わり過ぎたような。

それでも、

時間と人員と予算の大きさに負けてない、大河ドラマのような映画。スケールの大きな連作映画が、発表される時間。公開の日を待つ時間。味わう時間。そして鑑賞後に続きを待つ映画好き達と語る時間。

そんな感動と楽しみを見い出したのって、これが最初だったかも。
それが近年のマーベルシリーズの楽しみ方に受け継がれているんですよ、私の中では。
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