「伝える歓び。伝わる思い。」
丘の上の写真館を舞台にしたセリフが一切なく、ピアノと物音だけで物語が綴られていく作品です。
セリフがない代わりに、動作や仕草、表情は一つ一つ丁寧に描かれています。見れば自然とセリフが浮かんでくるような、まるで喋ってるかのような、セリフがない事に違和感を感じませんでした。
この映画を見てると時代の移り変わりははやいなと感じます。恐らく作品の時代は明治や昭和辺りを描いているんですが、写真館のまわりはどんどんと姿を変えていました。時の流れの早さや人の一生の短さを感じる良作品です。
その時代の一部をくり抜いて作られる写真、今その時にしかない瞬間を移す写真。
ブサイクなのですが写真を撮るのを控えてましたが、もう少し今を残そうと思います。
それにしてもスタジオコロリドってどこかで聞いたと思ったらペンギン・ハイウェイとか泣きたい私は猫をかぶるとかと同じ会社だったんですね。調べてみたら最近はマクドナルドとか日清食品とかの企業とかの宣伝CMを沢山作ってました。この会社の作品は人の心の温かくさせてくれますね。