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20世紀少年<最終章> ぼくらの旗のdaiyuukiのレビュー・感想・評価

4.2
“ともだち”復活から2年後の“ともだち暦3年”(西暦2017年)。「世界大統領」として君臨する“ともだち”は「8月20日、人類は宇宙人に滅ぼされる。私を信じるものだけが救われる」と説いていた。一方、“ともだち”の追手から逃れ、身を潜めているかつての仲間たち―オッチョ、カンナ、ユキジ、ヨシツネ、マルオ、ケロヨン―はそれぞれのやり方で、闘いを続けていた。 
そんな中、東京を囲む壁の向こう側で、ギターを抱えたある男が現れ厳重警備の関所を越えようとしていた。矢吹丈と名乗るその男はこう呟く。
「俺は会いに行く、カンナに」 
「20世紀少年」3部作最終章。
ついに行方不明だったケンヂの帰還、ケンヂが行方不明中どうしていたのか?「ともだち」の世界征服計画の狙いと正体は?「ともだち」とケンヂの過去の因縁とは? ついに全ての謎が明らかになる。「氷の女王」とアダ名されたカンナとオッチョたちが力を合わせて「ともだち」のウィルスばらまきと円盤による攻撃に立ち向かう熱い展開、「ともだち」の世界征服計画に隠された悲しい意図、最後の最後にケンヂが過去の負い目にけりをつける爽やかなラスト、ステキな完結編です。「ボブ・レノン」が、爽やかに流れるラスト、爽やかな後味。
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