もいちゃん

20世紀少年<最終章> ぼくらの旗のもいちゃんのネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

なんか、こういうことって小さい頃を思い出すとだれにでもあるよね。あの子にあの時謝れなかったなーとか、あの時犯人知ってたけど黙ってたなーとか。そういう小さなひずみの積み重ねで、どこかで誰かの人生が大きく変わってるかも知らないと思わせてくれる作品でした。この作品は主人公が言えなかった小さな一言がきっかけで世界が滅亡の危機に陥りますが、エンドロール後に見せてくれた世界では、小さな一言がきっかけで偉大なミュージシャンが生まれる予感を感じさせてくれます。
人生は、運命は私が決めてる、今からでも変えられるという強いメッセージをもらいました。




犯人ネタバレ⤵︎















神木隆之介→佐々木蔵之介って凄くいい。
ともだちの立ち姿が美しくて、最後のシーンは「あ、蔵様だ」って分かってしまった。それでも、だれが犯人かだいたい気づくことが多いのですがこの作品は最後まで騙されたまま見れた数少ない作品でした。蔵様だけじゃなくて、有名な俳優さんが何人も途中で亡くなってた(役の中で)ので、まさか蔵様とは気づかなかったし、そもそもふくべぇじゃなかったことにももちろん気づかなかった。
でもよく思い出してみると、小学校の頃同級生の誰かが突然亡くなってそれが誰だったかって、覚えているようで忘れてるよね?!今自分の過去を思い出したら全然忘れてる。卒業アルバムみてやっとおもいだしたけど、意外にも人の記憶って曖昧なものなのですね…。理科の実験大好き勝俣くんとか、鼻水タオルのドンキーとか、リアルにそんなあだ名あったなーって思わせてくれるあだ名がたくさんあって入り込める。蔵様、ともだちの中の人としてどれくらい本当に演じてたのかな…
もいちゃん

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