黒柴

死刑弁護人の黒柴のレビュー・感想・評価

死刑弁護人(2012年製作の映画)
2.5
どう考えても、どう冷静になっても死刑廃止論者の言ってる理屈が理解できない。自分の愛する家族、近親者を犯人の明確な意思で持って殺されたならば、自らの命を持って償うのが普通の考え方ではないのか?果たして死刑廃止論者の家族が残酷な殺され方をしても、生きて罪を償うべきだとの愚論を言えるのか?自分なら地の果てまで追い詰めて同じ様に復讐の鬼と化すであろう。池田小学校事件の宅間守など裁判中に遺族に対して聞くに耐えない暴言を吐いていたと言う。反省のかけらもない、更生も無理な人間に対しても生きて罪を償えなど呑気な事が言えるのか?永山基準など、自分から言わせると愚論であり、これそそが死刑囚を無駄に生きさせる究極の基準と考える。永山則夫の幼少期の想像を絶する家庭環境で育った為に、あの様な犯罪を犯してしまった、との事だが、もっと過酷な環境で生まれ育っても立派に生きている人もたくさんいます。
この映画を観て死刑制度はあるべきと確信に変わりました。
黒柴

黒柴