黒柴

暁に祈れの黒柴のレビュー・感想・評価

暁に祈れ(2017年製作の映画)
3.5
全身いや!顔、頭の頭皮にまで落書きしてる囚人の館に放り込まれ、雑魚寝よりひどい、折り重なって寝て亜熱帯特有の高温多湿の環境、その匂いが映画を通して伝わってきそう😵

あれ多分、囚人の皆さまは本物の人だね。
そんな中に薬物乱用の容疑で捕まり放り込まれた主人公ビリー。囚人同士のケンカ、タバコを賭けたバクチ、看守と囚人同士の裏取引が蔓延し、どう考えたって収容人数大幅オーバーで看守も面倒見切れん的な地獄みたいな刑務所。

そんな中でタイの国技ムエタイの選手として刑務所内で練習出来るようにタバコを裏取引で渡して選手として選抜してもらえるようにビリーも動く。そりゃ全身落書きしてる囚人同士で雑魚寝するより選手として優遇された方がいいからね。

しかし肝心のムエタイの試合が全く緊張感が伝わってこない。ムエタイは独特の間があり首相撲、肘、膝をキックボクシングに入れてると思えば分かりやすいと思う。
首相撲の練習風景も流れてるが素人が見たらじゃれ合ってるみたいにしか見えない。
アップしすぎて全体が写ってないから余計にそう思う。

あんなパンチを乱打しないよね、首相撲で相手を振り回せるよねーなんて思いながら観てた。ムエタイのコーチもタバコ吸いながら?それダメでしょ?なんて感じる部分も多々あり。世界最悪の刑務所の雰囲気は十分堪能できた映画だけどムエタイの場面はなんだかなぁって感じでした。
自分があの刑務所放り込まれたら1日持たんね🥶
黒柴

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