タイトル聞いた時に、万引き!!??けしからん!と自分自信否定的でした。
最初の冒頭シーンもそう。子どもに万引きさせて、こんな事、映画でやるべきシーンじゃないなどと頭の中にグルグルモヤモヤ😭
しかし万引き家族っていざ、ぼろぼろの家の中に全員集まると凄く楽しそう。物がぐちゃぐちゃ、ふすまは真っ黒、風呂はカビだらけ😭一つの鍋をつつきながら寄せ集めの家族じゃない人たちがゲラゲラ笑いながらご飯を食べる。
途中で虐待されて育てられた女の子が、まるで犬でも拾ってきたみたいに住み始める。そうやってこの家族は形成されてる。
なんだかいそうだよね。
年金暮らしのおばあちゃん、お父さんは日雇い土方で労災認定降りずプー太郎、お母さんはパートクビ、子どもたちは学校にも通ってない、ほんと言い方悪いけど底辺の人間の集まり。しかしニセ家族だけど、海へ海水浴行ってるシーンは見た目には家族そのもの。
文房具屋で子どもが万引きするシーンはなんか韓国の映画、アジョシからヒント得たかな?ってシーンもあったりして。
上部だけ幸せ家族を装う自分の家族と違って、ほんとに繋がってる感があって、この監督って上手いなと思いましたね。