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ザ・フライのtakのレビュー・感想・評価

ザ・フライ(1986年製作の映画)
3.3
オリジナルの「ハエ男の恐怖」(58)をテレビで観たことがある。人間の頭と片手がハエと入れ替わってしまうビジュアルと、クライマックスの悲鳴が今でも忘れられない。

さて。デビッド・クローネンバーグ監督によるリメイクでは、遺伝子レベルで人間とハエが融合してしまう。その為に見た目は人間なのだが、次第に姿が変わっていく様子がグロテスク。ホラー映画嫌いで、しかもビジュアルで怖がらせるスプラッターやらスラッシャーと呼ばれたホラーの洗礼を受けていない映画ファンだった頃で、上映時間が進むにつれて、スクリーンを正視できなくなっていく。テクノロジーへの警鐘?いやいや、そんな堅い話はもはやどーでもいい。

じゃあ、なんで映画館で観たかって…「エイリアン2」と二本立てだったから!。SF映画好きだったから、こんな機会はない!とお得感に釣られて、大学生協のプレイガイドで前売券を勢いで買ったってわけです(汗)。

転送ポッドなど機械のデザインが現代的でなく、オリジナルへの敬意を示しているのだなと思った。そして本筋にジャーナリストの女性との愛を描いているところは好き。

ジーナ・デイビス素敵だったけど、もうハエ男のイメージですべてが吹っ飛んだ。以後、ジェフ・ゴールドブラムを他の映画で観るたびに記憶がよみがえって、また皮膚がはがれ落ちたりするんじゃないかといらん心配をする子になってしまいましたww。

うー💧

映画館に入って4時間。「エイリアン2」でもかなりゲロゲロな気分なのに、クローネンバーグに追い討ちをかけられてトドメを刺された。「もう眠れないよぉー!」😩と、当時のメモに書いてある(笑)。
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