ブサ猫太郎

ザ・フライのブサ猫太郎のレビュー・感想・評価

ザ・フライ(1986年製作の映画)
3.8
天才科学者が生み出したテレポート装置。しかし、未だに生物の転送に関する実験は行ったことがなかった。そこである晩、科学者は自らを使い実験を開始。そして、不運な事故によりハエと融合してしまう…

ハエ人間🪰になるまでのおぞましい変化の物語

見終わった直後の感想は「ただただ気持ち悪い」。
犬の悲惨な末路、ハエ人間になる過程そしてエンディングの姿。どこを切り取っても目を背けたくなるような嫌悪感を抱く。
逆に言うとこの作品は、人がどういった映像を嫌がるかを理解した上で作られているということ。その点でかなりレベルの高い作品だと感じた。

あと、作品を見てるとちょいちょい『鋼の錬金術師』がフラッシュバックしてくる。
実験の失敗で犬が肉塊になったところからニーナがずっと頭の隅に。そして、ラストの殺してくれと言わんばかりのハエ人間の行動。ハガレンのあのシーンにしか見えない。
荒川先生、もしかして『ザ・フライ』をオマージュしたのかな?